XMのスワップポイント

XMのスワップポイント

通貨間の金利差によって発生する「スワップポイント」を活用して、継続的な利益を稼ぐことが可能です。
為替差益とは異なり、ポジションを保有し続けるだけで自動的に獲得可能なスワップポイントは、FX業者を選ぶ上で重要な指標の一つとなっています。
(参照)スワップポイントとは

XMのスワップポイントの仕組み

スワップポイントとは、各国通貨の金利差による調整損益で、2国間の金利差調整分としてスワップポイントの受取り・支払いがポジションを決済するまで毎日発生します。
高金利通貨を買い、低金利通貨を売った場合はスワップポイントを受け取ることが出来ます。
逆に低金利通貨を買い、高金利通貨を売った場合はスワップポイントの支払いが必要となります。
スワップポイントは為替レートや市場金利などの影響で日々変動しているため、スワップポイントの受け取りと支払いが反転する場合もあります。

(注:1)2022年2月現在の情報

【主要通貨の政策金利一覧(2022年2月現在)】

通貨 政策金利
JPY(日本円) -0.10%
USD(米ドル) 0.25%
EUR(欧州ユーロ) 0.00%
GBP(英国ポンド) 0.10%
AUD(豪州ドル) 0.10%
CAD(カナダドル) 0.25%
CHF(スイスフラン) -0.75%
MXN(メキシコペソ) 4.50%
ZAR(南アフリカランド) 3.50%
TRY(トルコリラ) 19.00%

※政策金利とは、日本銀行などの各国の中央銀行が金融政策のために設定する金利のこと。
これを参考に一般の金融機関の預金金利や貸出金利などが決まる。
一般に、景気が良い時は政策金利を高く設定してインフレを抑え、景気が悪い時は低く設定して経済を刺激。
この政策金利の変動に応じてスワップポイントも拡大縮小するので注意が必要。

【スワップポイントが付与されるタイミング】
スワップポイントは、平日月曜日から金曜日のロールオーバー時に発生します。
具体的には、ニューヨーク市場がクローズする日本時間の朝6時(冬時間は朝7時)に、持ち越した未決済ポジション分のスワップポイントが発生。
このタイミングよりも前にポジションを決済すると当日分のスワップポイントは加算されません。
逆にマイナスワップの支払いを避けるには、ロールオーバーまでにポジションの決済を完了するとよいです。

【水曜日はスワップポイントが3倍】
外国為替市場では通常、決済日は2営業日後のため、木曜日取引の決済日は月曜日、金曜日取引の決済日は火曜日になります。(週末は取引停止のためロールオーバーは行われないため)
そのため、水曜日は週末(土日)分を含めた3日分のスワップポイントがまとめて加算されます。
プラススワップはもちろん、マイナススワップによる損失も通常の3倍となるのでご注意が必要です。

XMのスワップポイントの計算方法

XMではスワップポイントは、取引条件などを踏まえて自動的に算出した数字が反映されますが、スワップポイントを日本円などへ換算する場合は、通貨ペア毎に計算を行う必要があります。
XMにはこれらの計算を自動で行う「スワップ計算機」が提供されており、面倒なスワップポイントの計算を行わなくても、口座の基本通貨に換算された損益を確認することができます。
※「スワップ計算ツール」はこちらの「FX計算ツール」の中にあります。

【スワップ計算機の使用方法】
①口座の基本通貨を入力
②スワップポイントを計算したい通貨ペアを選択
③口座タイプを選択
④ロット数量を入力
「計算する」をクリックする

【計算結果の表示】
①スワップ買い(JPY)
②スワップ売り(JPY)
に口座の基本通貨へ換算された1日あたりのスワップポイントが表示される

※スワップポイントの計算結果は通貨ペアのレートなどにより常時変動するので、実際の取引時に発生するスワップポイントと異なる点に注意が必要

XMのスワップポイントのルール

【スワップポイントのみの出金はできない】
スワップポイントによる損益はポジション決済時に確定し、一括で口座残高に反映されます。
従って、発生したスワップポイントの含み益のみを出金することはできません。
スワップポイントによって獲得した利益を残高へ反映させるためには、オープンポジションの決済を行う必要があります。
マイナススワップの場合、決済時に蓄積されたマイナス分が減額することになります。
オープンポジションのスワップポイントは、含み損益と同じく有効証拠金の計算に含まれ、ロスカット(強制決済)の基準となる証拠金維持率にも影響するため、思わぬロスカットによって想定外の損失がでないよう、口座残高には十分な注意が必要です。

【スワップポイント狙いの両建てはマイナスになる】
XM(エックスエム)では、売りスワップ・買いスワップのいずれかがプラススワップとなっている銘柄でも、マイナススワップの方が大きくなるように設定されています。
そのため、両建て取引を行った場合、スワップポイントの合計は必ずマイナスになります。
スワップポイントを狙った両建て取引はもちろん、長期的な両建て取引を行った場合も必ずマイナススワップ分の含み損が日々発生することに留意する必要があります。
また、XM(エックスエム)では、異なる口座・異なるブローカー間での両建て取引は禁止されています。
これらの違反行為が行われた場合、口座凍結などの処理が行われる可能性があるので、注意が必要です。

XMのスワップポイント一覧(2022年2月現在)

【FX通貨ペア(メジャー通貨)のスワップポイント一覧】

商品(銘柄) ロング(買)
スワップポイント
ショート(売)
スワップポイント
USDJPY
(米ドル/日本円)
-2.2 -3.8
EURUSD
(欧州ユーロ/米ドル)
-5.42 -1.02
GBPUSD
(英国ポンド/米ドル)
-4.05 -3.55
USDCHF
(米ドル/スイスフラン)
-0.23 -4.73
USDCAD
(米ドル/カナダドル)
-3.73 -3.13
AUDUSD
(豪州ドル/米ドル)
-2.26 -1.76
NZDUSD
(ニュージーランドドル/米ドル)
-2.08 -1.78

【FX通貨ペア(マイナー・エキゾチック通貨)のスワップポイント一覧】

商品(銘柄) ロング(買)
スワップポイント
ショート(売)
スワップポイント
AUDCAD
(豪州ドル/カナダドル)
-4.39 -3.21
AUDCHF
(豪州ドル/スイスフラン)
-1.41 -4.11
AUDJPY
(豪州ドル/日本円)
-3.12 -3.52

スワップポイントの注意点

【高スワップ通貨ペアは変動リスクも高い】
トルコリラや南アフリカランド、メキシコペソなど、高スワップの新興国通貨ペアは、国内の政情不安や地政学リスクなどによって価格が急変動するリスクがあります。
急激な価格変動によってロスカットされると、スワップポイントによる利益を上回る損失が発生してしまう可能性があります。
他のトレード手法と比較して、ある程度放置できるのがスワップトレードの魅力ですが、ポジションを保有している以上はこまめに必要証拠金を確認する必要があります。

【スワップポイントが高いFX通貨ペア一覧(2022年2月現在)】

商品(銘柄) ポジション スワップポイント
(円換算)
EURTRY
(欧州ユーロ/トルコリラ)
売り 約3,418円
USDTRY
(米ドル/トルコリラ)
売り 約2,571円
EURZAR
(欧州ユーロ/南アフリカランド)
売り 約1,028円
EURRUB
(欧州ユーロ/ロシアルーブル)
売り 約758円
USDZAR
(米ドル/南アフリカランド)
売り 約674円
USDMXN
(米ドル/メキシコペソ)
売り 約551円

※1ロット取引ごとに毎日発生するスワップポイントを円換算した数値

【マイナススワップは取引コストになる】
プラススワップの場合は、決済時に口座残高に加算されるので問題ないが、マイナススワップの場合、日々スワップが徴収され結果的に取引コストが膨らむことになるため、注意が必要です。
スワップポイント狙いの取引でなくても、スイングトレードや長期トレード、システムトレードなどで日を跨いでポジションを保有する場合、スワップポイントの影響を大きく受けることになります。
また、各国の情勢や金融政策の方針によって、プラスだったスワップポイントがマイナスに転じる可能性もあるので、実際の取引では、XMのスワップ計算機を活用してリアルタイムで確認しましょう。
※「スワップ計算ツール」はこちらの「FX計算ツール」の中にあります。

【証拠金不足によるロスカットには注意が必要】
XM(エックスエム)では、特有のハイレバレッジを活用することで比較的少ない証拠金でスワップトレードをすることができますが、証拠金があまりにも少ない状態だと、わずかな為替変動によって強制ロスカットされる可能性があります。
長期保有のスワップトレードを行なう場合は、レートの急変動にも耐えられるよう、ある程度証拠金に余裕を持たせて運用することが重要です。
特に金利が高い新興国通貨は変動率が高いため、損失の発生に伴い口座の残高が必要証拠金を下回るとロスカットされてしまい、受け取ったスワップポイントを超える損失が発生する可能性があります。
高額なスワップポイントが貯まっても含み損があっては意味がないので、証拠金は多めに入れておくとよいでしょう。

Posted by ISHFX