XMのマイナス残高リセット
XMのマイナス残高リセット
XMでは、急激な価格変動などで取引口座の有効証拠金を上回る損失が発生しても、追証の請求は行なわない「ゼロカット」(マイナス残高リセット)を採用しています。
これにより、入金額以上の損失リスクを負うことはありません。
ゼロカットシステム(残高リセット)とは
『ゼロカットシステム』は、相場の急激な価格変動等により、ロスカット(強制決済)が間に合わず、口座の有効証拠金を上回る損失が発生した場合に損失分の請求は行わずに、マイナスとなった口座残高を"0″(ゼロ)にリセットする制度です。
【マージンコールとロスカットの発動】
XMでは相場が反対方向に動いた際、取引口座の有効証拠金が必要証拠金の一定割合以下になった場合、証拠金の減少を知らせる「マージンコール」と、さらに下がった場合は強制決済(ロスカット)が行なわれます。
・マージンコール :証拠金維持率が50%を割り込んだ場合
・ロスカットレベル:証拠金維持率が20%を割り込んだ場合
どちらも登録メールアドレス宛に、発動を知らせるメールが送付されます。
マージンコール・ロスカットを発動させないためには、証拠金維持率を高く保持するよう注意が必要です。
【証拠金維持率の確認】
証拠金維持率は、取引プラットフォーム(MT4)のターミナル内「取引」タブにて確認できます。
【ゼロカットシステムを採用する理由】
国内FX業者では、法律により残高補填(ゼロカット)が認められていないため、口座残高がマイナスになった場合、追証の請求が行われます。
追証:追加証拠金(口座残高がマイナスになった場合に追加で証拠金を支払わなければならない制度)
これにより、想定外の大きな借金を負うリスク があります。
一方、多くの海外FX業者では、このような入金額以上の損失を負うリスクを避けるため、ゼロカットシステムを導入してマイナス残高分を全額負担しています。
このゼロカットシステムによって、損失リスクは最大でも入金額までに抑えることができます。
【ゼロカットシステムの仕組み】
XMのゼロカットシステムでは、口座残高がマイナスの状態で強制決済され有効証拠金がマイナスとなった場合、追加入金がされたタイミングで、口座残高が"0″(ゼロ)にリセットされます。
事前登録やロスカット発動後にゼロカット執行の申請をする必要はありません。
口座内にボーナス(クレジット)残高がある場合は、ボーナスにて損失補填が行なわれ、残った損失をXMが負担する形でゼロカットが行われます。
ゼロカットシステムは「スタンダード口座」「マイクロ口座」「ゼロ口座」全口座タイプに対応しています。
ゼロカットの執行ルール
【有効証拠金がプラスの場合はゼロカット対象外】
ゼロカットシステムは、口座残高がマイナスであっても、有効証拠金がプラスの場合は適用されません。
有効証拠金とは、口座残高、ボーナス(クレジット)、ポジションを保有している場合の含み損・含み益の全てを合算した金額です。
※有効証拠金 = 残高 + ボーナス(クレジット) ± 含み損益(未決済ポジション)
以下の場合、残高がマイナスでもゼロカット対象外となります。
・ボーナス(クレジット)により有効証拠金がプラスの場合
・含み益を抱えるポジションにより有効証拠金がプラスの場合
なお、ゼロカットの金額に上限はなく、回数の制限もありません。
【ゼロカットは口座単位で執行】
ゼロカットはアカウント単位ではなく、口座残高がマイナスの状態でロスカットが発動し、有効証拠金がマイナスとなっているロ座に対して行なわれます。
同一アカウント内に開設された複数口座の中に有効証拠金がプラスの口座があっても、損失補填のための資金移動は行われません。
【禁止行為に該当している場合はゼロカット対象外】
以下の禁止行為があった場合、ゼロカットは適用されません。
・名義・口座をまたぐ両建て、あるいはXMと他業者間での両建て取引が発覚した場合
・アービトラージ取引、XMP・ボーナスの不正取得など、禁止事項や規約違反に抵触した場合
XM ゼロカット執行のタイミング
以下のいずれかを行なうことで、即時にゼロカットが行われます。
・有効証拠金がマイナスとなっている口座へ最低入金額以上の追加入金
・XMP(XMポイント)の現金(USD)への交換
・口座間の資金移動
XMPボーナス交換は、追加入金に含まれないので注意が必要です。
未決済ポジションがないゼロカット対象口座へXMPのボーナス交換を行うと、
ボーナスにてマイナス残高が相殺されます。
交換したボーナスにより埋まらなかったマイナス分は、上記のいずれかの方法で追加入金を行うと、
即時にゼロカットが行われます。
ゼロカット執行前の追加入金について
ゼロカット適用対象口座に追加入金した際に、追加入金された資金にて損失を補填することはありません。
残高を"0″(ゼロ)にリセットした後に、追加入金の処理が行われるので、入金された資金全額が口座残高へ反映されます。
ゼロカット執行時のボーナスの取り扱い
ゼロカットシステムは、ゼロカット対象口座内にボーナス残がある場合、優先的にボーナスによる損失補填が行われます。
ボーナス残高がゼロになってもなお損失が埋まらない場合にはゼロカットが執行されますが、ボーナスにより口座残高がゼロになった場合は、ゼロカットは執行されません。
ゼロカット執行時点でボーナス残高がない場合は、有効証拠金のマイナス額全てが損失補填されます。
【ボーナス(クレジット)残高がある場合のゼロカット執行例】
ロスカットにより-10万円の損失が確定した場合、5万円のボーナス(クレジット)残高があれば、
有効証拠金は-5万円となります。
まず、ボーナスによりマイナス残高が損失補填され、残る-5万円が"0″(ゼロ)にリセットされます。
【ボーナス(クレジット)残高がない場合のゼロカット執行例】
ロスカットにより-10万円の損失が確定した場合、口座内にボーナス(クレジット)残高がなければ、
有効証拠金は-10万円となります。
ゼロカット執行時には、損失全額の-10万円が"0″(ゼロ)にリセットされます。
※XMのボーナスについては、こちらを参照